福岡市早良区の街中華「万里長城」で手作り水餃子

中国の人が普段、家で食べるような家庭的な水餃子が食べたい

今日も、メニューの中から定番の料理ではない、なかなか注文しない料理を紹介していきます。

西新商店街の奥の通りの２階にある「万里長城」

早良区の地下鉄空港線、西新駅を出てリヤカー部隊で活気のある西新商店街を歩いて１～２分、パチンコ屋の先の細い路地「はとや通り商店街」を右に曲がった先、カレー専門店「インデラ」の横に２階に続く狭い階段が見えると、その横にレトロな看板が見えます。

中国帰郷者手造り料理「万里長城」ということで、おそらく戦後の中国残留日本人の方が戻ってこられてオープンしたお店でではないかと思います。

階段を上って、右手にお店の入り口があります。入り口の上の看板の「城」の文字には「、」が無いようですが、中国では無いものなのか？いつの間にか無くなったのか？気にしないでおきましょう。

お店は、４人掛けのテーブル２つ、２人掛けのテーブル２つととてもこじんまりとしており、休日のお昼の時間帯はとても賑わっていて、満席になっていることも多いです。

壁には古い色褪せた中国の写真が飾られていたり、カウンターには中国の古いお酒が瓶に入って置かれていたり、とても興味深いです。

年配の女性と、その息子さん？お孫さん？と思われる男性のお二人で切り盛りされています。餃子を手造りしているのは、いつも奥にいる女性です。

水餃子定食、なんと６３０円。で、この手造りの少し厚めの皮の、つるつるもちもちの食感の餃子が丸い皿にドンと１２個も入って登場です。

中の餡も肉汁がたっぷりと含まれていて、うまく食べないと肉汁がこぼれ落ちます。餡にはにんにくを使わないのが本場の中国式とのことで、その代わりにテーブルに備え付けられている餃子用のにんにく醤油をつけて食べます。

このにんにく醤油が、刻みにんにくがどっさりと入っていて、他の店の餃子のたれとは、全然違います。

定食には餃子の他に、中華スープと、ザーサイと、これでもかという山盛りのごはん。餃子をにんにく醤油のたれにつけて、ご飯の上にのせて食べて、ごはんもにんにく醤油といっしょに食べる。

おいしくてご飯もぺろりとなくなります。

本場中国では水餃子は主食なので、ごはんと一緒に食べることはないとのことですが、日本人は焼餃子も水餃子もおかずですよね。

ということで、この水餃子定食で本当におなかいっぱいで満足です。女性の方には、何も言わなくてもご飯は少なめに盛って出されているようです。

もちろん、焼餃子もおすすめ。

同じくもちもちの皮の餃子に、パリパリの羽根のついたＵＦＯみたいな盛り付けで出てくる焼餃子も絶品です。

２人で行ったら、まずは水餃子定食と焼餃子定食を１つずつ注文することをお勧めします。

他にも６００円～７００円でいろんな定食がそろっています。

お店に入って左側の本棚に「ゴルゴ１３」の漫画がたくさん置いてあって、いつも読んでいます。ゴルゴ１３ファンとしては嬉しい限りです。１話完結なので、読みやすいんですよね。たくさんあるので、本棚から適当に１冊選んでも、前に読んだのと被ることなく、毎回、新たなシリーズを読むことができます。

また次回、餃子以外の他の料理も食べて紹介していきます。

■住所
福岡県福岡市早良区西新4-9-36-5
■電話番号
092-851-3851
■営業時間
11:00～21:00
■定休日
？
※コロナウイルスの感染拡大対策で営業日・営業時間が異なる可能性があります。