プーパッポンガリーって美味しいけどタイで食べてもいい値段するよね。
ปูผัดผงกะหรี่（プーパッポンガリー）ってるるぶとかタイ旅行のガイドブックのグルメのコーナーにもよく載っていますね。
ソンブーンとか有名な店で食べると、大きなカニがどーんと入っていてめっちゃ美味しいですが、値段もかなりお高めです。まぁ、外国人観光客御用達ですから。
カニじゃなくって、エビやその他シーフードを使ったパッポンガリーだと、街の食堂でも食べることができて、お値段も庶民価格なんですけどね。
近所のスーパーで高級カニカマが半額で売ってました。これでプーパッポンガリーを作ったらどうなるか？試してみます。
タイでの「カニカマ」の存在
タイにもカニカマはあります。
ปูอัด（プー アット） プー（蟹）をアット（圧縮した）ものって意味です。
スーパーでも普通に見かける食材です。上の写真のようなカニっぽいものではなく、まっすぐな棒状の普通の昔からあるカニカマが主流です。
日本だと、少しＢ級食材のイメージがありますよね。でもタイではそんなことは無いようで、驚いたことに結婚式の披露宴の食事でカニカマが出てきました！
スイートチリソースをつけたりして食べるようです。
プープロームパッポンガリーと名付けた
ปูปลอมผัดผงกะหรี่（プー プローム パッポン ガリー）
と名前を付けました。プロームとは「偽モノ」という意味です。
ผัด 炒める ผง 粉 กะหรี่ カレー
で、「偽カニのカレー粉炒め」となります。でも、炒めものというよりも片栗粉入れてとろみをつけるので、卵とじのほうが日本人のイメージには合うと思います。
レシピ
材料
この料理のキーとなるのが、この調味料น้ำพริกเผา（ナムプリックパオ）と呼ばれるチリ イン オイルです。
タイの特徴的ないろいろな材料を混ぜ合わせて、辛味、甘味、酸味が合わさった万能調味料で、トムヤムグンなどにも使われます。日本でもカルディやジュピターなどの外国食材が売っている店に置いてあります。
- カニカマ・・・200gくらい
- にんにく・・・２かけらくらい
- セロリ・・・１本くらい
- 玉ねぎ・・・半分くらい
- 牛乳・・・200mlくらい
- 卵・・・４個くらい
- 片栗粉・・・適当
■合わせ調味料
- ココナッツ砂糖・・・大さじ１／２杯くらい
- シーズニングソース・・・大さじ１／２杯くらい
- オイスターソース・・・大さじ１杯くらい
- シーイウカオ（薄い醤油）・・・大さじ１／２杯くらい
- ナムプリックパオ・・・60gくらい
手元にないものは、適当にあるもので代用すればよいですが、ナムプリップパオだけは用意してくださいね。
作り方
①油ににんにくを入れて加熱する
サラダ油でいいんですが、鶏の皮を炒めて作った鶏油（チーユ）を使ってます。より美味しくなる気がします。
タイ料理、けっこう油を使ったほうが美味しくなるので、普段の炒め物のイメージよりも多めの油を入れてください。
②玉ねぎ、カニカマを炒める
値段を気にせず、惜しみなくカニカマを大量にプライパンに投入します。
③鍋に牛乳を入れて、軽く煮立てる
④準備した合わせ調味料とセロリを入れて混ぜる
セロリのシャキシャキ感は残しておいた方が食感がいいので、このタイミングで投入します。
⑤最後に溶き卵と水溶き片栗粉を入れてさっと混ぜる
⑥火を消して、固まりすぎないように余熱を使ってとろみを調整して完成
ごはん（できればタイ米）にかけて完成
タイ料理、とても簡単ですね。
食べてみた
十分すぎるほど美味しい
カニの味がするかと言われるけど、やっぱりしないです。カニカマです。
でも味は、高級なプーパッポンガリーとあまり変わらないパッポンガリーの味です。
辛さは控え目で、どちらかというと甘さを感じる。そして、日本の調味料では感じることのできない、中国や東南アジアの調味料の複雑な香り、味わい。ナムプリックパオを使えばこの味が簡単に再現できます。
カニが美味しいのはそうですが、そもそもパッポンガリーの味付けとごはんがめちゃめちゃ進みます。もはや、カニもエビもカニカマもいらないんじゃないか？玉ねぎとセロリだけでもいいんじゃないかというくらい。
高級料理店な味ではなく庶民的な食堂の味ですね。
家庭料理としてはリピート確定です。
まとめ
実際に、街の小さな食堂で、シーフードパッポンガリーをライスにかけたものを食べたことありますが、高級材料を使わなくても同じような味で、めっちゃ美味しかったです。
カニの代わりに中に入れるものは、肉よりもシーフードが合うようですが、エビでも以下でもアサリでもなんでもOKです。冷凍のシーフードミックスを買ってきて使っても、十分美味しいものが作れると思います。
おそらく、タイの食堂で食べたタレー（シーフード）パッポンガリーはシーフードミックス使ってたんじゃないかな。
また、珍しい食材が売っていたら何か作ってみます。
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